ベンツ専門で20年以上、スリーポイントガレージではこれまで数多くのメルセデス・ベンツのメンテナンスを承ってまいりました。
ここでは、メルセデス・ベンツによくあるトラブルやメンテナンス方法の一部をご紹介いたします。
ベンツオーナー様のトラブル解決の一助になりましたら幸いです。
スリーポイントガレージでは、他にも数々のベンツトラブルを解決してまいりました!
こちらに掲載されていないトラブルでお悩みのベンツオーナー様、ぜひスリーポイントガレージにご相談ください!
主なメンテナンス事例
エンジンオイル
関連パーツ
- エンジンオイルフィルター
- エンジンオイルフィラーキャップ
エンジンオイルはエンジン内部を循環して、耐摩耗、冷却、洗浄、防錆などの役割を果たしています。
「エンジンオイル交換」といえば、皆さまご存じカーメンテナンスにとって基本中の基本、何度も経験する大切なメンテナンスですよね。
車にとって「エンジン」は、人間に例えると心臓部、心臓部を動かすための血液となるのが「エンジンオイル」です。
血液がドロドロになってしまうと心臓に大きな負担がかかり、取り返しのつかない事態になりかねません!
さらに、走行距離が少なくても、時間が経過するとオイルは酸化して、本来の性能を維持できなくなりますので要注意です。
定期的なエンジンオイル交換で、愛車の心臓を クリーンに保ってあげましょう。
交換の目安:3,000~5,000キロ または3~6カ月
エンジンオイル交換を怠ると…
- 吹け上がりが悪くなる
- 熱ダレが発生する
- 燃費が悪くなる
- オーバーヒートする
- 潤滑不足によるエンジンの焼き付き(破損)
などなど…
メンテナンスを怠ると、最悪はエンジンを載せ替えなければならないという重大な故障を引き起こしかねません。
「エンジンオイル」は、他機関のオイルとは比べものにならないほど沢山の種類があり、選択の幅が大きい反面、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるかと思います。
メーカーの種類はもちろんの事、粘度の種類、さらには同じ粘度でも添加剤やベースオイルの違いで様々なオイルが存在しますので、お車に最適かつ乗り手のフィーリングに適したエンジンオイルを選択することは容易ではありません。
スリーポイントの考える「ベンツのためのエンジンオイル交換」、ぜひこちらをご参考に、愛車の血液となる最適なエンジンオイルをお選びくださいませ。
エンジンオイルフィルターはオイル交換ごと、または2回に1回の交換をお勧めします。
また、エンジンオイルフィラーキャップからのオイル漏れも確認の必要な箇所です。
スリーポイントガレージおすすめ!エンジンオイル
新車時のフィーリングを継続したい方には、やっぱり安心の…→メルセデス純正エンジンオイル
本国の新車フィーリングを味わいたい方には、ドイツで新車時充填オイルに認定されている…
→独FUCHS(フックス)製エンジンオイル
ベンツの走りを存分に味わいたいスポーツ志向の方には、F1やWRC、SUPER GTなどのモータースポーツシーンで活躍する…→仏TOTAL(トータル)製エンジンオイル(店頭限定販売)
※上記にてご案内しているボトル缶は、通信販売限定となります。
スリーポイントガレージ店頭では、「FUCHS」と「TOTAL」製オイルをご用意しております。
エンジンメンテナンス例
ATF(オートマチックトランスミッションフルード)
関連パーツ
- ATフィルター
- ATオイルパンパッキン
- 電子制御ATエレクトロキット
- エレクトロキットコネクター&パッキン
- ATオーバーホールキット
AT(オートマチックトランスミッション)は「変速ギア」のほかに、エンジンの出力を増幅し、クラッチの役割をする「トルクコンバーター」、アクセルの開度にに応じたシフトチェンジをコントロールする「油圧制御装置」と大きく分けて3つの装置で構成され、他の機関と比べると多くのパーツが使われていて、とても細かい構造になっています。
特に「バルブボディー」と呼ばれる油圧制御装置内にはミリ単位の細かなバルブやスプリングが配列されていて、とてもデリケート。「ATFを交換したことによって、ATが故障してしまった…」というケースをよく聞きますが、原因としては今までノーメンテナンスの過走行車で汚れが酷いATFを交換したことや、規定量の間違えなどが考えられます。
ATFはATの構造上、規定量がとてもシビアなことと、熱膨張を起こすこと、交換時の適正温度に調整することが容易ではないこと(エンジンと違い、アイドリングだけでは作動しないので温度が上がらない)など、交換方法がとても難しいので、お近くの方は是非とも当ガレージをご利用くださいませ。
ATFは、アナログミッションや電子ミッションなど、種類に適したグレードのオイルを使用することが絶対条件となります。
交換の目安:1万~2万キロまたは1~2年。
ATF交換を怠ると…
- 走行時の変速ショックが大きくなる
- 症状が悪化すると変速しなくなる
- バックギアに入らなくなる
などなど…
放っておくと、最悪はトランスミッションを載せ替えなければならないということにもなり得ないのです。
スリーポイントガレージおすすめ!ATF
メルセデスベンツ純正ATF(ATFは絶対的に純正がお勧めです!)
ATフィルターとATオイルパンパッキンは、ATFと同時に交換することをお勧めします。
また、電子ミッションの変則に不具合のある場合(要テスター診断)は「電子制御ATエレクトロキット」の交換が必要かもしれません。
同じく電子ミッションのコネクター部分からのオイル漏れには「エレクトロキットコネクター&パッキン」の交換が必要です。
メンテナンス事例
「ATオーバーホールキット」
すでにオイルが漏れている場合はオーバーホールをお勧めいたします。
ブレーキまわり
関連パーツ
- ブレーキホース
- ブレーキパッド(パッドセンサー)
- ブレーキローター
- ブレーキキャリパーオーバーホールキット
ブレーキオイル(ブレーキフルード)
ブレーキペダルを踏むと、キャリパーを介してパッドでローターを挟み込むことによって車が停止するわけですが、構造上ローターとパッドの接点には膨大な摩擦熱が発生します。 更にブレーキフルードは、ブレーキを踏んだ分だけ倍力装置(マスターシリンダー、マスターバック)からキャリパー側へブレーキライン内を移動し、ペダルを離すと元の位置に戻るので、潤滑機能の無い過酷な環境で役割を果たしているのです。
交換の目安:1万~2万キロまたは1~2年。
ブレーキフルードの交換を怠ると…
吸湿性のあるブレーキオイルが劣化すると沸点が下がり、「ベーパーロック」というブレーキが正常に効かなくなる最悪の状態に陥る場合があります。
大げさではなく命に関わりますので、当店でお受けする車検メンテナンス時の交換必須項目となっています。
ブレーキホースは少しでも亀裂が入っていたら要交換です。
ブレーキキャリパーからのオイル漏れや、ローター&パッドを新品に交換してもブレーキ鳴きが収まらない場合は、ブレーキキャリパーオーバーホールをお勧めします。
スリーポイントガレージおすすめ!ブレーキオイル
ブレーキパッド(パッドセンサー)
「ブレーキパッド(パッドセンサー)」は残量5ミリほどで警告灯が点灯する仕組みになっています。点灯してからの交換でも遅くはありませんが、ホイールを汚すダストの少ない物や、純正相当でコストパフォーマンスの高い物、低ダスト+制動力に優れた物など、数多くのラインナップを取りそろえておりますので、車検メンテナンスを機に好みのパッドに交換されてはいかがでしょうか。
スリーポイントガレージおすすめ!ブレーキパッド
ブレーキローター
「ブレーキローター」は、ブレーキパッド交換時2回に1回のペースでの交換をお勧めしています。ローター外側の円周やパッドとの接地面に段が付いたら交換時期です。
スリットやドリルド、純正相当品など、パッド同様数多くのラインナップの中から最適なローターをお選びくださいませ。
スリーポイントガレージおすすめ!ブレーキパッド
デファレンシャルオイル
関連パーツ
デファレンシャルオーバーホールキット
デファレンシャルギアは駆動輪に装備され、カーブを曲がるときの内輪差を吸収しつつ動力源から同じトルクを振り分けて伝えることが出来る装置で、少数の大きなギアで構成されている、他の機関と比べると比較的丈夫なつくりになっています。
なぜデファレンシャルは丈夫な構造になっているのか…
そうです!「負荷がとても多く掛かる装置」だからなのです。
交換の目安:1万~2万キロまたは1~2年。
デファレンシャルオイルの交換を怠ると…
オイルの劣化によって内部の圧力が低下すると共に、ギアが摩耗して大きな異音が発生します。
スリーポイントガレージおすすめ!デファレンシャルオイル
独FUCHS(フックス)製デファレンシャルオイル(店頭販売限定)
※上記にてご案内しているボトル缶は通信販売限定オイルとなっております。
スリーポイントファクトリー店頭では「FUCHS」製オイルをご用意しております。
「デファレンシャルオーバーホールキット」
既にオイル漏れを起こしている場合はオーバーホールをお勧め致します。
パワーステアリングオイル(パワーステアリングフルード)
関連パーツ
- パワステホース
- パワステオイルフィルター(装備は車種による)
- パワステタンクパッキン(装備は車種による)
- パワステギアボックスオーバーホールキット(装備は車種による)
- パワステポンプオーバーホールキット(装備は車種による)
パワーステアリングの油圧経路には無負荷でも10kg/平方cm前後の圧力が掛かっていて、作動時ともなるとその数倍もの圧力となります。
それに加えて狭い道のカーブや車庫入れの時にやってしまう「ステアリングの据え切り」や「停止状態でのハンドリング」…誰でも経験されたことがあると思いますが、これがステアリング機構にとっては大敵!!大きな負担をかける原因となってしまいます。
構造上、容量の少ないパワーステアリングフルードは、上記の理由などから高温となり走行をすれば確実に劣化します。
しかし、劣化してもステアリングが重くなるなどの直接的な影響が現れることはありません。
ただ、劣化したパワーステアリングフルードを使用し続けると温度が上昇しやすくなることでオイルシールへの攻撃性を増し、オイル漏れを起こして異音が発生するというケースが殆どです。
異音が発生する前に、定期的な交換をお勧めします。
交換の目安:1万~2万キロまたは1~2年。
スリーポイントガレージおすすめ!パワーステアリングフルード
オイル漏れにより異音が発生してしまった場合、メンテナンスが必要な箇所を確認の上「パワステホース」などの交換となります。
冷却系
関連パーツ
- ラジエターサブタンク
- ラジエターサブタンクキャップ
- クーラントレベルセンサー
- ラジエターホース
- ラジエター
- サーモスタット
- ウォーターポンプ
クーラント(アンチフリーズ)
エンジン冷却システム内を循環している「クーラント」には防錆、凍結防止に効果を発揮する性能が備えられています。
ただ、この性能を持続させることはとても困難で、高・低温、高・低圧を繰り返す過酷な環境の中、主成分となるエチレングリコールの酸化が進行し、錆や水アカの発生させるまでには長い期間を要しません。
交換の目安:1万~2万キロまたは1~2年。
クーラントの交換を怠ると…
錆や水アカによって冷却ラインが詰まり、圧力を抑えきれずにホースが破裂したり、接続パッキンからの漏れなどが発生し「オーバーヒート」を引き起こします。
日本で使用するメルセデスベンツの場合、クーラント交換の際は全体量の50%を原液、残りを水で薄めて使用します。
L6、V6以上のエンジンであれば殆どの車種が8~9リットルの規定量となるので、入れ替えには1.5リットル×3本が必要となります。
ラジエター
「ラジエター」は冷却装置の要!!構造上ウォーターラインがとても狭くなっているので、他のパーツに比べて極端に詰まりやすく、劣化するとスムーズなクーラントの流れを食い止めてしまう原因となってしまいます。
ただ逆に、交換したことによって効果が分かりやすいパーツとも言えるでしょう。
交換の目安は、クーラントを定期的に交換している車輌で5~6万キロ、水温が気になり始めたら交換をお勧めします。
メンテナンス事例
「ラジエターサブタンク」は別名「エキスパンションタンク」と呼ばれ(expansion=膨張)、水温が上がってタンクが膨らむことにより、ホース類など他のパーツにかかる負担を和らげる働きをしています。
膨張を繰り返すサブタンクは、形成している上下のつなぎ目にヒビが入ってしまうケースが多く見受けられます。少しでもクーラントが滲んでいたら要交換です。
「ラジエターサブタンクキャップ」は小さなパーツですが侮るなかれ、加熱と共に膨張したクーラントの圧力を一定まで逃さず加圧することによって冷却水の沸点を上昇させ、放熱効率を上げるという大変重要な役割を果たしています。 パッキンからの漏れや滲みは見逃せません。
その他冷却系
「クーラントレベルセンサー」はゴム製で、エキスパンションタンク以上に膨張する、過酷な環境下にあるアイテムです。交換の目安はホースバンドとの接点の変形具合、この部分からホースに亀裂が入ることが多いです。劣化してくるとホースに張りが無くなりブヨブヨしてきます。
「サーモスタット」が故障すると、オーバーヒートまたはオーバークールの原因となります。特に厄介なのが夏場のオーバーヒート、エンジンを冷ましてから始動したところですぐに水温が上昇してしまいます。
少しでもオーバーヒート気味になったと感じたら、交換をお勧めします。
メンテナンス事例
「ウォーターポンプ」は、クーラントを循環させるための唯一の装置です。ウォーターポンプが劣化するとシール部分からクーラントがリークして内部のシャフトベアリングのグリースを洗い流し「ゴロゴロ」という異音が生じ、最悪はプーリーがロックしてしまう可能性もあります。 エンジンの回転と比例して「ゴロゴロ」という音が出てきたら要注意です。
メンテナンス事例
その他パーツ
ファンベルト
「ファンベルト」はエンジンの補記類を働かせる大切なパーツです。劣化して切れてしまうとパワーステアリング、ウォーターポンプ、オルタネーターなどの装置が働かなくなってしまうので、車として全く機能しなくなってしまいます。 少しでもヒビが入っていたら要交換です。
「ベルトテンショナー」や「テンショナーダンパー」、「テンショナープーリー」を同時に交換すると更に安心です。
点火系
「スパークプラグ」は、基本的に目視で点検して交換時期を判断します。交換の目安は1万~2万キロまたは1~2年。
M112、113以降のエンジンに採用されているプラチナプラグは、メーカー推奨交換時期が10万キロですが、7~8万キロでそろそろ交換時期を迎える車が殆どです。
「プラグコード」「イグニッションコイル」を同時に交換する点火系のリフレッシュもお勧めです。
メンテナンス事例
エアーフィルター / エアマスセンサー
「エアーフィルター」が劣化すると、エンジンの不調の他にもエアマスセンサーの故障に繋がります。
交換の目安は1万~2万キロまたは1~2年。重大な故障に至る前の定期交換をお勧めします。
スリーポイントガレージおすすめ!エアーフィルター
メンテナンス事例
エアコンフィルター
「エアコンフィルター」の交換目安は1年または1万キロ。 細かな交換サイクルで、快適な室内環境を維持しましょう。
メンテナンス事例
室内の臭いをイオンで分解する「プラズマクラスター」を併用すると更に効果的です!ただ今店頭限定特別価格にて販売中!→「DENSO×SHARPプラズマクラスター好評です!!」
バッテリー
「バッテリー」の寿命は3~4年といわれていますが、お車の使用状況によって大きく左右されます。充放電の激しい使われ方、例えば「夜間走行が多い」「消費電力の大きな電装品を装備している」「過去にバッテリー上がりを起こしている」「オルタネーターの故障経験がある」などが上げられます。
バッテリーの寿命に至る前兆期間は極めて短いということもありますので、出先でバッテリーが上がってしまうと言う場面を避けるためにも定期的な交換が功を奏します。
スリーポイントガレージおすすめ!バッテリー
メンテナンス事例
ショックアブソーバー / スプリング交換
「ショックアブソーバー」はメルセデス本来の乗り心地を司る、スプリングの動きを制御する重要なパーツです。交換の目安は4万~5万キロまたは4~5年。目視で点検してオイル漏れを起こしていたら要交換です。
スリーポイントガレージおすすめ!ショックアブソーバー
メンテナンス事例
消耗したショックアブソーバー交換を機に、ショートストロークの物を選びローダウンスプリングに交換して車高を下げるというカスタムもお勧めです。
スリーポイントガレージおすすめ!ローダウンスプリング
ホイールボルト
「ホイールボルト」は、あまり知られていませんが消耗品です。車輌に使われているボルトの中でも一番多く着脱を繰り返す環境下にあるので、ネジ山が伸びて劣化してしまうのです。ネジ山の鋭さが無くなってきたら要交換となります。
メンテナンス事例
劣化したホイールボルト交換を機にホイールスペーサーを装着してイメージチェンジや、他車種のホイールを装着することも可能です。
メンテナンス事例
内装メンテナンス
「内装・ルーフライニング剥がれメンテナンス」90年代のメルセデスに多く発生している天張りの剥がれ…、新品交換はコストが掛かってしまいます。
スリーポイントではリーズナブルなメンテナンス補修を実施、点付けで固定するので再発の心配がありません。
外装メンテナンス
「R129ソフトトップスクリーンメンテナンス」曇ってしまったスクリーンをクリアーな状態に復活させます。
メンテナンス事例
「ワイパーブレード」は雨天時、ドライバーの視界を確保する上で大変重要なアイテムです。ワイパーゴムが劣化すると極端に拭き取り性能が下がり、特に夜の運転にストレスが発生します。
その他
「ヒューズ」特にW124やW201など旧式のスティックヒューズを使用している車輌は定期的な点検が欠かせません。
「エンジンハーネス」&「POSケーブル」M104、M119エンジンのウイークポイントです。
この他にも燃料系や足廻りを重視したメンテナンスを数多く承っております。
その他のメンテナンス事例
スリーポイントガレージでは他にも多くのメンテナンス実績がございます。
その一部を車種別にまとめました。今後のメンテナンスの参考に、ぜひお役立てください。